福士加代子が「下品」「嫌い」とかはなぜ？リオ欠場で陸連が内定しない理由

女子マラソンの福士加代子選手が下品とか嫌いとかなぜ言われているのかは、福士加代子選手の明るいキャラが影響しています。

1 女子マラソンの福士加代子選手が下品とか嫌いとかなぜ言われてるだべ？
2 福士加代子が「下品」「嫌い」とかはなぜ？リオ欠場で陸連が内定しない理由のまとめ

女子マラソンの福士加代子選手が下品とか嫌いとかなぜ言われてるだべ？

別に本気で「下品」とか「嫌い」とか思われていません。

過去に女子マラソン選手でこれほどまでに明るくて強烈なキャラは松野明美さんぐらいではないでしょうか。

方言の口癖で「リオ決定だべ！」とメディアに向かって宣言したのが下品な印象を作ったのかもしれません。

大阪国際女子マラソンで優勝したのに……

福士加代子選手はリオ五輪代表選考の基準を上回るタイムを出したのにも関わらず、陸連から内定は貰えませんでした。

普通ならこの大阪国際女子マラソンでの成績で文句なしの内定確実なのに、陸連は複雑な大人の事情で完全に内定を出せないのです。

なぜ陸連はリオ内定を出さないのか？

私が思うにこれはマラソンに限らず、陸連の昔からの選考基準が古いからです。

陸連もしっかりとした選考基準でオリンピックに出場し、金メダルを獲ってほしいのは選手も陸連側も同じ気持ちです。

リオオリンピックの代表枠は３人

リオ五輪の代表枠は３人ですが、そのうちの１人は選考基準で決まっています。

福士加代子選手は名古屋ウィメンズマラソンに出場して優勝。

確実にリオ五輪の内定が欲しい福士加代子選手の気持ちをよそに、陸連側は名古屋ウィメンズマラソンを欠場してほしいと申し出ました。

当初は陸連を無視して名古屋に出場するつもりだった

福士加代子選手はリオ五輪の内定が貰えないので陸連の申し出を無視。

無理は承知で名古屋ウィメンズマラソンに出場する予定でした。

万が一、名古屋ウィメンズマラソンの上位選手の成績が、福士加代子選手の成績を上回るとリオ五輪に出場できないからです。

リオ五輪に出場するのとしないとでは人生がかなり変わる！

リオ五輪に限らず、スポーツ選手がオリンピックに出場することはとても名誉なことですし、夢でもあり、目標でもあります。

それでいて、メダルを獲ったとなると今後の人生もガラッと変わるのは当然です。

もちろん、福士加代子選手はそのためだけに陸連側に喧嘩を売るような下品な態度？をとったわけではありません。

それくらいリオ五輪出場は人生がかかっているということ。

松野明美さんはオリンピックに出場できなかったことを後悔

元マラソン選手の松野明美さんは記録では日本一でした。

しかし、当初の陸連の選考基準で泣く泣く有森裕子選手がオリンピックの代表選手となったのです。

陸連側から口約束で内定確実と言われていた松野明美さんでしたが、結局それは所詮口約束でした。

オリンピック選手は人生が大きく変わるイベント

松野明美さんは当初のことを振り返り、「私のマラソン人生でオリンピックに出場できなかったのはかなり悔しいですし、後悔しています」と言っています。

松野明美さんは実力がなくてオリンピックに出場できなかった訳ではありません。

陸連側の複雑な選考基準が、松野明美さんのマラソン人生を変えてしまったのです。

当時のオリンピックでは有森裕子さんは２回出場し、銀メダルと銅メダルを獲得しました。

金メダル選手のタイムから見ても松野明美さんが出場していたら、金メダルを獲っていたタイムだったのは余計に悔やみます。

このような過去の事例もあるので、福士加代子選手は余計に焦ることになったのですね。