宇宙人が5人の地球人を宇宙船の中に入れた。その中には日本人もいる・・・。宇宙人は全員の体の一部分を下さいと説得するが・・・。
宇宙船の中
まずはアメリカ人から説得しましょう」
そう言って、宇宙人はアメリカ人男性を起こした。
「あなたの右腕を切り落として下さい」
「い、いやだ!」
アメリカ人は叫んだ。
「右腕を切り落とせば、あなたは英雄になれますよ」
宇宙人が笑顔でそう言うとアメリカ人は勢いよく右腕を切り落とした。次にイタリア人を揺り起こすと宇宙人はこう言った。
「あなたの左腕を切り落として下さい」
「切り落としたくない、助けてほしい……」
イタリア人がそう言うと、宇宙人は少し笑みを浮かべてこう言った。
「左腕を切り落とせば、あなたは女性にモテますよ」
イタリア人は目を閉じて、一呼吸おいてから左腕を切り落とした。
「次はドイツ人だな、大丈夫か?」
「はい、少々説得しにくいのですが多分大丈夫です」
宇宙人はドイツ人にこう言った。
「あなたの右足を切り落として下さい」
「なぜ、切り落とさなければならないのだ?」
ドイツ人は頑なに拒んでいる。宇宙人は資料を見ながら、少し考えて、こう言った。
「信号機の青色は進めで、赤色は止まれですよね? 別に他の色でも良いのに、なぜこの色なのでしょう?」
「そういう規則だからだ」
ドイツ人が呟くようにそう言うと、宇宙人は真剣な眼差しでこう言った。
「今、右足を切り落とすのは、そういうルールだからですよ」
そう言われるとドイツ人は有無を言わずに右足を切り落とした。イギリス人は今までの経緯を聞いていた。
「私は左足を切り落とすのかね?」
イギリス人がそう尋ねると宇宙人はこう言った。
「あなたは紳士ですから、切れるでしょう」
そう言われるとイギリス人は、ためらいもなく左足を切り落とした。
「最後は日本人だな……切る所が難しそうだが、うまく説得できそうか?」
「はい、日本人男性は、一番最後に説得しやすい種類ですから簡単ですよ」
宇宙人はそう言って、日本人男性を起こした。
「あなたの腹を切って下さい」
日本人男性は小刻みに震えながら、無言のまま顔は青ざめている。
「おいおい、大丈夫なのか?」
「心配は入りません、こう言えば大丈夫です」
宇宙人がそう言うと、日本人男性の耳元でこう囁いた。
「皆さん、切っていますよ」
すいませんが、筆者はお幾つでしょうか?これをオリジナルの短編小説として公表したのは、何かの罰ゲームなのでしょうか?
一見して短編”小説”とはいえない分量ですし、これはそもそも超有名なエスニックジョークのパクリです。似たものを探せば100をゆうに超えます。
しかもオリジナリティを一切感じません。オチを変えたり、時事盛り込んだりと工夫のしがいがあるはずなんですが。
まさか完全オリジナルだとか、誰も知らない寓話だとでも思っているのでしょうか?
これを見る限り絶対に小説家にはなれません。詩人にも作家にもです。